HUGYOUプロジェクト<br>賛同企業による交流会

HUGYOUプロジェクト
賛同企業による交流会

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賛同企業が集まる交流会の中で、「若年層女性の行動変容」について考えるワークショップを開催。

20代女性社員3名のリアルな声から見えてきた、働き続けたい女性を支えるヒントとは…

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HUG YOU PROJECT振り返り

HUG YOU PROJECT振り返りHUG YOU PROJECT振り返り

交流会の冒頭では、ファムメディコ取締役の安西よりこれまでの活動と課題を報告。賛同企業からも導入事例が共有されました。

株式会社アンドエスティHDの健康経営推進担当・関川さんは、プレコンセプションケアセミナーの実施やプレコンドック受診10%オフ施策を展開。申込には繋がらず、「金額的なハードルが高かったのではないか。」と振り返りました。

株式会社資生堂の保健師・團野さんからは「クレアージュ東京で受診できる資生堂限定の特別健診プランを作成。」と報告がありましたが申込数は0件。業務外での自主受診が障壁となった可能性や都内限定プランによる周知の難しさが要因として挙がりました。

株式会社321ファウンダーの菅本さんも「婦人科の先生とコラボしたYouTube動画を通じた啓発活動は実施できている。一方で、具体的なサポートを全国規模で行うことは難しい。」とコメント。

安西は『受診への行動変容を起こすことの難しさ』が共通の課題と総括しました。

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ワークショップ~テーマ:若年層女性の行動変容~

交流会の後半では、nae株式会社の篠原さんの進行のもと、賛同企業の20代女性社員3名も加わり、「若年層が受診への行動変容を起こすための心理的スイッチ」をテーマにしたワークショップを実施。プロジェクトとしてできるサポートを、等身大の声をもとに探りました。
 

婦人科は足が向かない場所

冒頭、篠原さんより「この場では、若い女性の婦人科や婦人科検診に対するリアルを探りながら行動変容のヒントを得たいと考えています。」と狙いが説明された後、3名に「"婦人科"と聞いて何を思い浮かべますか?」という質問が投げかけられました。

24歳の女性は「私は昨年の4月に初めて婦人科に行ったのですが、ずっと"一番足が向かない病院"だと感じていました。実際に、抽象度の高い悩みや症状を感じたときに、どのように相談すべきか分からなかったという経験もしました。」と回答。28歳の女性は「私も、妊娠されていたり、重い悩みを抱えている女性が優先的に行く場所だというなんとなくのイメージがあります。至って健康そうな女性が軽い悩みを相談しに行くのは、受診枠も限られている中で気軽に行きにくいなと思っています。」と続き、もう一人の28歳も「私も婦人科に対して、嫌な思いをする場所なんじゃないかという気持ちが結構あります。」と本音を打ち明けました。
20代女性が一貫して婦人科への不安や自分事化しにくい気持ちを抱えていることが浮かび上がりました。
 

会社の健診費用負担のサポートには前向きな声

続いて、「会社負担で婦人科検診を無料で受診できる点についてどう思いますか?」という問いに対し、20代女性社員からは「年代別に受けたほうが良さそうな検査を進めてもらえるのは知識がない中で助かる」「前職では自分で調べて総務に話を持って行って、追加のお金を払うという流れにハードルの高さを感じていた」などの声が上がり、会社負担での受診にポジティブな印象を抱いていることが分かりました。

アンファー総務担当の荒さんは「以前は15,000円分の補助額を設けて、自由にオプション検査を受診できるシステムにしていたんです。ですが意外と申し込みが少なくて。やはり無料だということに気づかず、毎年の流れでなんとなく申し込んだ後に補助の件を知ったという人が多かったのではないかと思います。そこで翌年から基本の受診項目に年代別に必要な婦人科、大腸、乳房の検査を組み込むようにしたところ、受診率がかなり上がりました。ご自身の健康に関心が低い方にも、向き合うきっかけになったのではと思っています。」とコメント。
クリーク・アンド・リバー社の疋田さんも「弊社でも、乳がんや婦人科系の検査は全てベースの健診に含まれているので、ほとんどの女性社員に受診してもらえる仕組みを採用しています。」と話しました。
 

婦人科や健康の話で、「自分に関係があるかも」と思ったことは?

インタビューの中では、「婦人科や健康に関する情報などを見聞きする中で、自分事化したことがありますか?」といった質問もありました。
すると3人の女性からは、「高校生の頃にPMSに悩んでいた時、子宮頸がんワクチン啓発のCMがよく流れていたことを覚えています。」といった声や、「生理不順になんとなく悩んでいた頃、家族や職場の女性など周りから憶測で心配されたタイミングで“本当に悪い状況だったら嫌だ”という気持ちになり受診を決めました。」などと、当時の婦人科受診で背中を押されたきっかけについてリアルな意見が飛び交いました。

これらの話を受けて、naeの篠原さんから賛同企業の担当者に対して「皆さんの中にも、婦人科に関する情報がシェアされて行動に移した経験がある方はいらっしゃいますか?」と質問があると、株式会社321のファウンダーであるの菅本さんは「私が中学生の頃に、ちょうど子宮頸がんワクチンの無料化が始まりました。当時はまだスマートフォンも普及しておらず、”ワクチンを接種すると危ないらしい”といった漠然とした噂が広がっていましたが、母親と一緒に医療機関を受診したことを今でも覚えています。」とご自身の経験をお話しされました。
 

いつかやらなきゃいけないと思っていながら行動できていないこと

最後に、「いつかやらなきゃいけないと思いながらまだ行動できていないこと」を問いかけると、3名全員が「将来の妊娠を踏まえた検査受診や、今の自分の身体の状態を知ることができていない」と回答。「どこに向かって行動を移せばよいのか?」という問いが浮かび上がり、賛同企業の担当者からは「かかりつけの婦人科を見つけることではないでしょうか?」という意見が。「どのようにいい先生を見つけることができるのでしょうか?」という質問には「周りの女性社員や友人に聞いたり、ネットで口コミを見ること」と複数の参加者が答えるなど、活発な意見交換が行われました。
 

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これからの方向性~今後のプロジェクト方針の共有~

これからの方向性~今後のプロジェクト方針の共有~これからの方向性~今後のプロジェクト方針の共有~これからの方向性~今後のプロジェクト方針の共有~

ワークショップ後は参加者それぞれが気づきを共有。企業ごとに異なるフェーズながら、働き続けたい女性社員のサポートに向けて考えを深め合う有意義な時間となりました。

閉会前には、ファムメディコ取締役の安西より「HUG YOU PROJECT」の今後について共有がありました。安西は「企業ごとに課題やフェーズが異なる中で、このプロジェクトでは女性が健康情報に触れ、行動を考え始めるための"ツール群"を用意することで、各社の状況に合わせて選び、組み合わせて使っていただけるようなプロジェクトへとシフトしていきたいと考えています。」とコメント。受診率などの数値だけでなく、女性社員が「どのように気づき、行動に移すことができたか」という行動変容のプロセスまで追えるプロジェクトへの変革を発表し、交流会は終了しました。

「HUG YOU PROJECT」は、今後もさまざまな企業とともに「働き続けたい」と想う女性の意思を支える環境づくりを推進してまいります。

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